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かかりつけ薬局とは?

 いつも診療を受ける「かかりつけ医」があるように、「かかりつけ薬剤師」という制度が、昨年の4月からスタートしました。最近、テレビの特集やニュースでも取り上げられるようになり、耳にしたこともあるのではないでしょうか。
 今後は自分のかかりつけ薬局や、かかりつけ薬剤師をもつことが当たり前の時代になります。今回は「かかりつけ 薬局・薬剤師」とはどんな制度なのかをご説明します。

かかりつけ薬局かかりつけ薬剤師とは?

 病院やクリニックで診察後にお薬は外の薬局でもらうようにと処方箋を渡されますね。眼科なら目薬、内科なら飲み薬、外科なら湿布などそれぞれの薬局での様々な薬を受け取っていると思います。
 また、軽い症状であれば、市販薬を買って様子をみるなどということもあるかと思います。いくつかの病院にかかり、複数の薬局から薬をもらっていると、効果が重複する場合や、お互いに飲み合わせが悪い場合があります。
 そこで、自分の体調や副作用などをわかっている薬剤師がいる薬局を一つに決めることで、重複したり飲み合わせの問題がおこらないようにしてくれます。また、その時の体調やお薬のことで困っていることなども気軽に相談できます。

かかりつけ薬局かかりつけ薬剤師とは?

かかりつけ薬局・薬剤師 Q&A

Q

どんなメリットがあるんですか?

A

あなたのお薬をしっかり把握いたします!
 安心して相談できる薬剤師は、様々な病院や薬局で受け取った薬、市販薬、健康食品やサプリメントなどをすべて把握し、同じ作用の薬が出ていないか、飲み合わせや服用による副作用が出ていないかなどを判断し、注意点などをアドバイスしてくれます。

Q

困った時に電話してもいいのでしょうか?

A

夜間・休日24時間の対応も可能
 開局時間外・夜間・休日など、薬局が閉まっている時間帯でも薬についてのご相談などを承ります。患者さまの服薬状況をよく理解した薬剤師として、薬や健康維持に関するご相談などにお応えします。

Q

健康に不安があるときに相談をしにいってもいいの?

A

薬局が医療の窓口に。体調の変化を確認し医療機関との連携をはかります。
 薬局は薬をお渡しするだけでなく、健康相談役として今までの服薬記録や、患者さんの服薬後の状態をチェックいたします。患者さんの薬の効果や体調の変化をみて、必要に応じて医療機関へ連絡も行う医療の窓口になります。自分の症状が病院へ行くレベルなのか、病院へ行かずとも処方薬・市販薬で対処できそうなものなのかなどの相談にお応えいたします。また、多数の残っている薬がある場合は薬局にお持ちいただければ、処方調整を提案いたします。また、ご自宅に訪問して薬の確認・整理を行うこともあります。

どうやってかかりつけ薬剤師を持つことができるの?

 患者さんは、かかりつけ薬剤師を1人選びます。薬局で患者さんが同意書に署名を行い、かかりつけ薬剤師としてスタートします。
「かかりつけ薬剤師」になるには、勤務年数や資格の有無などの条件があります。「かかりつけ薬剤師」についてのご相談は、薬局でいつでもお気軽にお尋ねください。

かかりつけ薬剤師にかかる費用

 「かかりつけ薬剤師指導料」として次回から60 ~100 円(3割負担の場合)を追加でお支払いいただくことになります。新しい副作用情報のお知らせや飲み合わせの問題があった場合に、通常お支払いいただく費用がかからずに、薬の安全使用のサポートを受けられます。

処方せんがなくても相談できる薬局に

 これまでは、薬局には病院で処方された薬をもらいに行くことがメインとされていたかと思いますが、地域全体で健康を支え合う仕組みのひとつとしてかかりつけ薬局制度ができました。
 最近では、健康の目安として様々な健康測定機器を気軽に使って、自分の健康を意識してもらうイベントを行ったり、健康相談会などを開催している薬局もあります。
 健康や薬のことをよく知っていて、気軽に相談できる薬剤師がいることは、ご自分やご家族の健康を守るという点でとても大切で心強いことです。ぜひこの機会にあなたのかかりつけ薬局・薬剤師をもってみてはいかがでしょうか。

処方せんがなくても相談できる薬局に


監修


  株式会社 医療経営研究所
薬剤師 富永 敦子
NPO法人 ふぁるま・ねっと・みやぎ理事/(社)宮城県薬剤師会常任理事/
(社)日本薬剤師会編集委員/みやぎ21健康プラン推進協議会委員
1959年生   茨城県出身
1982年   東北大学薬学部卒業


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