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花粉症の対策について

花粉症とは?

 花粉症は、花粉によって起こるアレルギーで大人でも突然発症する病気です。
 花粉が口や鼻などを通して体内に取り込まれると、「IgE抗体」が作られます。この抗体は異物を排除するなど体を守る働きをしますが、一定以上体に蓄積されると花粉症が発症するといわれています。また、蓄積量には個人差があるといわれています。
 花粉症の主な原因の約8割はスギ花粉ともいわれていますが、この他にもブナ科・ニレ科の他、イネ科・キク科などの草本の花粉により花粉症を引き起こすことがあります。
 血液検査や皮膚テストによって自身の持つアレルギーを調べることができます。

花粉症とは?

飛散数の違いは?

 花粉の飛散数は、前年の夏の気象に大きく影響し、「気温が高い」「日照時間が多い」「降水量が少ない」と、翌年春の花粉飛散数が多くなる傾向にあります。
 日本のスギ花粉症の発見は、1964年の東京オリンピックの年に論文として発表されて以来増加を続け、飛散数は過去10年の平均に比べ、約2倍に増えており、今では3人に1人が花粉症といわれています。

花粉飛散総数平均値の推移例

どうなる?今年の花粉症

 2016年の夏は、全国的に気温が高く、日照時間は北海道・北陸・東海・近畿・四国・九州地方のほとんどで多く、特に九州北部では非常に多くなりました。
 2017年は九州・四国・近畿・東海地方では、前シーズンより非常に多い予想です。東北や関東甲信は、曇りや雨の日も多かったため、前シーズン・例年よりやや少なくなりそうです。

2017年春の花粉飛散数予測

花粉対策には?

 花粉症は、睡眠不足や偏った食事など、不規則な生活が症状を重くしてしまいます。食生活を見直し、規則正しい生活を身につけることが大切です。

条件を選んで換気する

換気をしないと室内に花粉が溜まってしまうので、定期的な換気を行いましょう。

花粉が多い時間帯

・12時から15時
・人通りが多くなる夕方
・上空にあった花粉が下りてくる日没後

花粉が舞いやすい天気

・天気が良く、気温が高くて乾燥している日
・風の強い日
・前日に雨が上がった日

花粉の飛散量が少ない時間帯は、夜か早朝です。雨の日なら花粉は舞いません。

条件を選んで換気する

正しい食生活

不規則な生活は、免疫やホルモンのバランスを崩しやすくなり、花粉症の症状を悪化させる原因になることがあります。ストレスは自律神経や免疫バランスを崩すため、花粉に過剰に反応してしまう場合があります。体の疲れを感じたら無理せず休養をとるようにしましょう。
食事では、高カロリーな食事は花粉症の症状が悪化することがあるため、ささみや魚をメインとした食事がおすすめです。

おすすめ食材
・魚介類 ・ヨーグルト ・緑茶 ・しそ ・バナナ ・納豆

花粉を取り込まないことが重要

マスクや眼鏡を着用しましょう。外出から帰宅したら衣類や髪についた花粉をよく払い、手洗いうがい・顔を洗うなど、体に付いた花粉を落として室内に持ち込まないことも大切です。

花粉を取り込まないことが重要
花粉がつきやすい?つきにくい?
辛い症状や風邪かどうか悩む症状がある時は、耳鼻科や内科を受診しましょう。 Meron家族


監修


  株式会社 医療経営研究所
薬剤師 富永 敦子
NPO法人 ふぁるま・ねっと・みやぎ理事/(社)宮城県薬剤師会常任理事/
(社)日本薬剤師会編集委員/みやぎ21健康プラン推進協議会委員
1959年生   茨城県出身
1982年   東北大学薬学部卒業


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