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インフルエンザに注意

 日本では毎年約1千万人、約10人に1人が感染するといわれているインフルエンザ。みんなで知って、みんなで注意していきましょう。

インフルエンザと普通の風邪はどう違うのですか?

  風邪 インフルエンザ
症状 様々なウイルスによっておこりますが、多くはのどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳などの局所的な症状が中心です。 38度以上の発熱やせき、のどの痛み、全身の倦怠感や関節の痛みなどの全身症状が突然現れます。乳幼児や高齢者で重症になる場合があります。
流行の時期 1年を通しひくことがあります。 季節性インフルエンザは日本では12月~3月に流行します。ただし、4月、5月まで散発的に流行することもあります。
治療薬 解熱剤、咳止め、鼻水を抑える薬など対処薬が主です。 まず、48時間以内にできるだけ早く抗インフルエンザ薬を服用し、重症化を防止することになります。

インフルエンザかなと思ったら

 38度以上の発熱があり、咳やのどの痛み、全身の倦怠感を伴う場合は、インフルエンザに感染している可能性があるので、医療機関を受診しましょう。周りの人にうつさないようマスクをつけて行くとよいでしょう。
 家では安静にして睡眠を十分にとることが大切です。水分の摂取も必要です。汗をかいたときや脱水症状の予防のため、こまめに水分(お茶・スープなんでも)をとりましょう。
 学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています。ただし、病状により学校医その他の医師により感染のおそれがないと認めたときはこの限りではありません。自己判断をせずに、しっかり医療機関に確認してから活動しましょう。

インフルエンザかなと思ったら

インフルエンザウイルスの型について

 インフルエンザの原因となるインフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に分類されます。このうち大きな流行の原因となるのはA型とB型です。近年流行しているインフルエンザウイルスはA(H1N1)亜型とA(H3N2)亜型、B型の3種類です。インフルエンザの特徴の一つに38度以上の高熱があげられるのですが、A型とB型の症状には若干差がみられ、B型はA型よりも高熱が出にくい傾向があります。このためインフルエンザとは思われず、ただの風邪だと放置されるケースがあるので注意が必要です。またB型の方が消化器症状が出やすい傾向にあるようです。また年によって流行する型が異なっています。

インフルエンザウイルスの型

インフルエンザにかからないようにするには

 インフルエンザを予防する方法としては、流行前のワクチン接種があります。今年のインフルエンザワクチンは、A(H1N1)亜型、A(H3N2)亜型、B型(山形系統)、B型(ビクトリア系統)の4種類が含まれたワクチンです。ワクチン接種は、感染時の重症化防止に有効で発病を低減させる効果があるとされています。その他、生活の中での対策を説明します。

■咳エチケット:
1) 咳やくしゃみを他人に向けて発しないこと
2) 咳やくしゃみがでるときはマスクを着用すること
3) 手のひらで咳やくしゃみを受け止めたときはすぐ手を洗うこと
■外出後の手洗い:
流水・石鹸による手洗いをしっかりと行う。またアルコールによる消毒も効果が高い。
■適度な湿度の保持:
空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下するため、湿度50~60%を保つようにしましょう。
■休養と食事:
体の抵抗力を高めるために十分な休養とバランスよい栄養摂取を日頃から心がけましょう。
■人混みや繁華街への外出を控える:
特に高齢者や基礎疾患のある方、妊婦の方は人混みや繁華街への外出を控えましょう。マスクを着用することは一つの防御策です。
インフルエンザにかからないようにするには

参考文献:厚生労働省 インフルエンザQ&A
国立感染症研究所感染症疫学センター:インフルエンザとは



監修


  株式会社 医療経営研究所
薬剤師 富永 敦子
NPO法人 ふぁるま・ねっと・みやぎ理事/(社)宮城県薬剤師会常任理事/
(社)日本薬剤師会編集委員/みやぎ21健康プラン推進協議会委員
1959年生   茨城県出身
1982年   東北大学薬学部卒業


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