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インフルエンザの仕組みと対策!

なぜ毎年流行するの?

 インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染しておこる感染症です。インフルエンザウイルスには抗原性の違いにより3つの型がありますが、その型においても突然変異を起こしやすく、流行するウイルス株が地域や時期により変わります。毎年流行する型は変化しています。
 人間の身体には抗原抗体反応という、体外から侵入した抗原から身体を守るための免疫システムが備わっています。すなわち一度かかった病原体を記憶し、感染を排除する仕組みです。インフルエンザ感染を予防するためにワクチン接種が推奨されていますが、これは抗原抗体反応の仕組みを利用したものです。しかし、インフルエンザウイルスは変異しやすいため、流行するウイルスと、毎年専門家が予想するワクチン株がマッチしないとインフルエンザにかかってしまいます。大切なのは、ワクチン接種により重症化を防ぐことです。
 ワクチンは免疫がつくまで2週間、有効期間は約5カ月です。

インフルエンザのA 型、B 型、C 型ってなんだろう?

正しい予防法は?

 インフルエンザは、主にくしゃみやせきによる「飛沫感染」、ウイルスの付着した手などが口に触れることによる「接触感染」によって感染します。感染を防ぐ為にしっかりと予防するには、次の5つの対策がポイントです。

【5つの予防ポイント】

●正しい手洗い
●普段の健康管理
●予防接種
●適切な温度と湿度管理
●人ごみを避ける

 手は爪の間から手首までしっかりと洗い、特に繁華街など人の多い場所へ出かけたときにはきちんと手洗いうがいを行いましょう。
 マスクは鼻の形にしっかりと合わせ、隙間が空かないようにし、ウイルスを避けるため、マスクの表面に触れないように気をつけることも大切です。

マスクのポイント
正しい予防法

感染してしまったら?

 インフルエンザは、普通の風邪と同じような喉の痛みや咳などの症状の他に38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身に症状が見られます。インフルエンザが疑われる時は、早めに医療機関を受診しましょう。特に高齢者や乳児、妊婦の場合には重症化の恐れがあります。また、熱が上がったら脱水にも注意しましょう。高齢者や子どもは特に脱水を起こしやすく、口が渇いたと感じなかったり、 うまく 伝えられないことがあります。いつのまにか脱水がおきていることもあります。経口補水液などの水分をとるようしましょう。

【脱水を防ぐためにおすすめの飲食】

●経口補水液やイオン飲料
●柑橘類以外の果物や果汁
●薄味のスープや梅干しを添えたおかゆ

口から水分をとれなかったり尿の出が悪いときには受診するようにしましょう。

朝食は重要

解熱剤は使っていいの?

 解熱鎮痛剤には、インフルエンザ脳症(※)を重症化させる可能性があるものがあります。インフルエンザの疑いがある時には、自己判断による解熱鎮痛剤の使用は避けましょう。熱はからだの免疫反応を高める生体防御のひとつであるので、「むやみに下げないほうがよい」という考え方もあります。

インフルエンザ脳症とは
平熱を知っていますか?

新型インフルエンザとは?

 新型インフルエンザは、季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なり、一般的に国民が免疫を持っていないため、全国的かつ急速なまん延により生命および健康に重大な影響を与えるおそれがあります。
 新型インフルエンザの症状は、季節性に比べて、下痢などの消化器症状が多いとされています。手洗い・うがいをしっかりして予防しましょう。



監修


  株式会社 医療経営研究所
薬剤師 富永 敦子
NPO法人 ふぁるま・ねっと・みやぎ理事/(社)宮城県薬剤師会常任理事/
(社)日本薬剤師会編集委員/みやぎ21健康プラン推進協議会委員
1959年生   茨城県出身
1982年   東北大学薬学部卒業


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