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水分を補給して熱中症を予防しよう

なぜ熱中症になるのか?原因を知っておきましょう。

熱中症とは?

熱中症とは、高温多湿な環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れるなど、私たちの身体が適応できないことで生じる症状の総称です。
 熱中症は、軽症のうちは水分補給をすれば改善しますが、重症になると、救急車を呼ぶ必要もあります。

熱中症の症状と段階

熱中症のメカニズム

私たちの身体には、身体の熱を作る働きと身体の外に熱を逃がす働きがあります。
 この2つの働きのバランスが 崩れると、熱中症になります。
 体温が上がると、身体の表面に血液を送ったり、大量の汗をかくことで、熱を逃がそうとします。しかし、大量の汗をかくことにより体液不足となり、脱水状態になります。この脱水症状が続くと、熱中症の症状がみられるようになります。

塩分も含んだ水分補給

汗は効率よく身体の中の熱を逃がし、熱を下げることができます。汗には、電解質が含まれており、汗をかくと、水分だけでなく電解質(塩分)も失われます。
 汗をかいた時に、水だけ飲んで塩分を補充しないと、身体の中の塩分が不足してしまいます。
 塩分は筋肉の収縮を調整するので、塩分不足により筋肉のけいれんを引き起こすことがあります。【図1参照】

糖分も大切

塩分と同時に糖を少し含んだ飲料がおすすめです。それは、腸管での水分の吸収がよくなるからです。主要な糖であるブドウ糖と塩分が同時にあると速やかに吸収されます。そしてそれらに引っ張られ水分が吸収されるというのがそのメカニズムです。【図2参照】

正しい水分補給糖分も大切

熱中症にならないためには

こんな日は注意!

熱中症は、気温や湿度だけではなく、体調や暑さへの慣れ等も影響します。
 そのため、急に暑くなった日や久しぶりに暑い環境で運動した日などは注意が必要です。また、湿度が高く、風の弱い日は、気温があまり高くなくても熱中症にかかる危険性があります。

熱中症になる可能性が高い日・高い人

こんな人は注意!

高齢者の方は、暑さを自覚しにくく、熱を逃がす反応や暑さ対策の行動が遅れがちです。
 また、体内水分量の減少により脱水症状になりやすく、さらに身体が脱水を察知しにくいため、注意が必要です。時間を決めるなど意識的に水分補給をしましょう。

こんな人は注意!
Meron家族の熱中症対策

熱中症になってしまったら

熱中症の疑いがあるときは、すぐに体を冷やし始める必要があります。

熱中症の3つの対処法

1.涼しい環境へ避難
 風通しのよい日陰や冷房のきいている部屋に移動しましょう。

2.脱衣と冷却
 衣服を脱がし、身体から熱が逃げるのを助けます。体温が高いときは、皮膚や衣服の上から水をかけるのも有効です。

3.水分補給
 冷たい水を飲ませます。吐き気をもよおす場合は無理に飲ませず、医療機関への連絡が必要です。

熱中症になってしまったら

監修


  株式会社 医療経営研究所
薬剤師 富永 敦子
NPO法人 ふぁるま・ねっと・みやぎ理事/(社)宮城県薬剤師会常任理事/
(社)日本薬剤師会編集委員/みやぎ21健康プラン推進協議会委員
1959年生   茨城県出身
1982年   東北大学薬学部卒業


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