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  4. 冬に気をつける病気について(2/2)


 
普段の過ごし方から、あなたの冬の生活の健康度をチェックしてみましょう!


狭心症・心筋梗塞について

12月から3月にかけての心筋梗塞になどの心疾患による死亡者数は、6月から9月にかけての暑い時期に比べ2倍近くに増加します。気温が低いことや、温度差が大きいことなどが影響しているのです。






関節痛について

冬の寒さによって血行が悪くなると、周辺の筋肉まで硬くなってしまうため、腰・ひざ・肩などのよく動かす部位には、いつも以上に大きな負担がかかってしまいます。
通常、骨と骨の間には「軟骨」があり、これがクッションの役割を果たしているため痛みを感じないのですが、日頃から仕事やスポーツで必要以上に体を動かしている方や、加齢によっても“軟骨”がすり減ってしまうため、冬場に関節痛を引き起こす率が高くなるのです。






冬場の入浴に要注意

寒い季節には、入浴中の死亡事故が増加することが知られています。
11~2月にかけての入浴中の事故の発生数は、年間の6割以上を占めると報告されています。

脱衣所と浴室の温度差に注意
脱衣所の温度を3通りに変えて入浴時の血圧変化を調べた研究では、脱衣所の温度が低いほど、浴室への出入りの際などに血圧変化が大きくなっています。
熱いお湯がキケン!
38℃と42℃のお湯につかった場合の血圧の変化を比べると、42℃の場合は、入浴直後に収縮期血圧が40mmHg以上も一気に上昇し、その後、5分程度で30mmHg程度も下降します。一方、38℃の場合は、入浴前後で血圧は安定しています。


最後に

その他にも冬になると乾燥肌で全身がかゆくなる方、関節が痛む方など、いろいろと悩まれていることと思います。気温の低下に伴い、体温が下がって免疫力も下がってしまうのが一番こわいことです。体温を外からも中からも下げないように心掛けましょう。天気が悪い土地にお住まいの方は、特にストレスをためないように、運動を心掛けて、一日一回は他人と会話をするようにしましょう。健康に関するさまざまなこと、あなたのかかりつけの薬局へどうぞご相談ください。

著者プロフィール


  株式会社 医療経営研究所
薬剤師 富永 敦子
NPO法人 ふぁるま・ねっと・みやぎ理事/(社)宮城県薬剤師会常任理事/
(社)日本薬剤師会編集委員/みやぎ21健康プラン推進協議会委員
1959年生   茨城県出身
1982年   東北大学薬学部卒業



   


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